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『ほくれん丸』就航10周年  

現在、釧路/日立間で運航の生乳専用RO/RO船「ほくれん丸」は、1993年7月に初就航、本年6月末をもって就航10周年を迎えることとなりました。
「ほくれん丸」誕生の背景は、当時、ホクレン農業協同組合連合会が、将来生乳の道外への移出量が急増することを予想、「高速貨物船による安定的かつコスト競争力のある生乳輸送」の実現に向け検討を始め、当時の主要船社10数社に輸送方法の提案を求めました。
当社は「ほくれん丸」就航の10数年前より日立寄港による苫小牧/東京間の航路を開設しており、当時より常磐自動車道、北関東自動車道など高速道路網の将来性、日立港のアクセスの優位性に着目し、釧路の相手港として日立を選択。又、当時内航貨物船としては最高速の23ノットのRO/RO船の建造も可能と判断し、当社も同輸送計画のコンペに参加するに至りました。
当社提案の骨子は
・ 航路を「釧路/日立」とする。
・ RO/RO船を採用し、トレーラー方式による一貫輸送で、且つ荷役時間を短縮し、コストの   削減につなげる。
・ 生乳輸送スペースを生乳の需要期に対応して安定的、弾力的に提供する。
・ 国内最高速の新造船を建造し、釧路/日立間を23ノットで20時間の運航により品質を保持しつつ、生産地から消費地迄3日目配送を実現させる。
であり、この提案により最終的に当社案が採用され、「ほくれん丸」が誕生したものであります。 1993年7月には「ほくれん丸」が就航し、その後、生乳の3日目配送を完全なものにする為、更に計画を進め、その結果4年後の1997年6月には「第二ほくれん丸」が就航、以降2隻体制で毎日運航を実現し、道内産生乳輸送システムを確立致しました。
その間、現在に至るまでの10年間、口蹄疫、狂牛病発生等の社会問題、更には道内の猛暑、冷夏等、異常気象による生産、消費の混乱等、種々困難な出来事がありましたがそれらを乗り越え、本年3月末時点で「ほくれん丸」は1,674航海、地球を約66周、生乳輸送量はトレーラー80,967台、約140万トン、1リットル詰パック牛乳で約14億本分を輸送したことになります。
当社は今後共、生乳の迅速かつ安定的な供給の一翼を担うべく、本船の安全運航を推進、荷主であるホクレン、ホクレン運輸殿の信頼を得るよう、引続き最善の努力を傾注し、併せて北海道/本州間の物流に尚一層貢献していく所存であります。

以上

<本船要目>
 
  ほくれん丸 第二ほくれん丸
総トン数 7,096トン 7,097トン
重量トン数 5,517トン 5,445トン
全  長 153.6M 153.6M
航海速力 23.5ノット 23.5ノット
積載能力 12Mシャーシ100台 12Mシャーシ100台
旅客定員 12名 12名

<参考>
 
両船による生乳及びその他貨物総輸送量は、本年3月末時点で下記の通りであります。
  生 乳 122,310台 (約210万トン、パック詰牛乳21億本)
その他雑貨 120,488台 (水産品、紙製品、農林産物他)
合 計 242,798台  
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