当社の新造フェリー「シルバープリンセス」が4月7日に八戸港へ、8日に苫小牧港へ、それぞれ初入港しました。
本船は八戸/苫小牧航路に就航するフェリーで、三菱重工業株式会社 下関造船所で昨年4月20日に起工し、本年4月5日に竣工しました。当航路においては1998年の「シルバークィーン」以来14年ぶりの新造船投入となります。
春とはいえ雪が舞う中、地元高校生のブラスバンドが奏でる「パイレーツ・オブ・カリビアン」に迎えられ、多くの関係者に見守られながら午前9時30分、八戸港フェリー埠頭に無事接岸、セレモニーが始まると、本船を歓迎するかのように風が治まり、晴れ間が見え始めました。八戸港振興協会の大矢会長より「就航は八戸の歴史の1ページを飾り、市民にとっても喜ばしい」と祝辞をいただき、小林市長の祝辞後、テープカットとくす玉割りが行われました。石井社長は「最新鋭のフェリーはお客様に必ずや満足してもらえるだろう。今後も一層の安全運航で使命を全うしたい」と挨拶しセレモニーを締めくくりました。
船内見学会には市民や関係者ら約1,000名が来場、「かわいいし、きれい。ぜひ乗ってみたい。」「特等室はホテルみたいでびっくり。この船で北海道に行ってみたい」など、特にシニア層と女性陣に好評でした。また、市内のホテルで行われた就航祝賀会には各方面からの招待客200名にご参会頂きました。震災からの復興に歩調を合わせるような、本船の登場に、八戸の皆さんからは大きな期待が寄せられています。
翌日は、苫小牧港においても同様に就航行事が行われ、21時15分、八戸港に向けて出港、営業航海がスタートしました。
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