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2007年 年頭挨拶

1月4日(木)に行われた当社社内年賀式における社長年頭挨拶を掲載します。

海陸従業員の皆様へ

社長 荒木武文

 皆さんあけましておめでとうございます。
  2007年の年頭にあたり、新年のご挨拶を申しあげます。

  最近の経済動向につきましては、国内では、戦後最長の緩やかな景気拡大が続いているものの、国内消費は力強さに欠けていますが、グローバル経済の好影響を受けて、今年は2%程度の成長が見込まれます。海外では、中国、インドは相変わらずの高成長を続けておりますし、米国は減速気味ではありますが、ソフトランデイングするものと思われ、海外の景気もそこそこではないかと期待しております。

 海運業界をとりまく環境につきましては、外航船市況は、一時、調整局面を迎えたものの、最近では豪州の旱魃の影響もあり上昇基調にありますが、内航は、一般貨物船の船腹需給が改善し、運賃・用船料市況も改善途上にあるものの、燃料油価格の高騰に悩まされ、依然として厳しい状況にあります。

  昨年の当社を振り返ってみますと、結構忙しい年だったと思います。近海不定期船部門では、「Glorious Future」,「Chikusa」が竣工し、既存船とリプレースのうえ、それぞれJFEスチールさん、住友大阪セメントさん向けに就航しましたし、定航部門でも、1万トン型ツイーンデッカー2隻が竣工しました。 内航部門では、ホクレンさん向けに「ほくれん丸」、「第二ほくれん丸」をリプレースし、新たに北関東/北九州航路を開設しましたし、不定期船も鉄鋼増産、セメント需要の回復もあり、フル稼働状態でした。 フェリー部門でも、12月から八戸/苫小牧航路の当社単独運航を開始しました。このように振り返ってみますと、昨年は、将来に向けていろいろ布石を打った年ではなかったかと思います。

 今年の課題は、大きく分けて3つあります。
  まず第一に、営業部門では、船腹の増強、航路の開設・改編等、昨年打った布石をもとに長期的視野にたって、しっかりした基盤作りをし、将来への財産とすることです。昨年の年頭のご挨拶で、創立50周年に向けて地道に汗を流していきましょうと申しあげましたが、1年1年の積み重ねが大切で、まだまだ先のことだと思わずにしっかりと課題に取り組んでください。
 第二の課題は、2008年度から適用される内部統制ルールへの対応です。これは業務の流れや管理の方法を細かく文書化して、内部統制がちゃんと機能しているかを客観的に検証するもので、職務権限規定の改定も含め、膨大な作業量が予想されます。当社では、本年1月1日付けで、内部統制推進のための運営委員会等を設置し、全社一丸となって取り組む体制を整えました。これから内部統制構築にむけて諸作業がはじまりますので、皆さんの積極的な参画をお願いします。
 第三の課題は、安全運航の徹底です。昨年、関東沖で低気圧が異常発達し、同業他社船を含む多くの船で荷崩れや座礁の事故が相次ぎました。当社船は、乗組員各位の万全な荒天対策もあり、幸い大きなトラブルもありませんでしたが、当社の安全管理システムが特段優れている訳でもないと思いますので、同様の事故が紙一重で当社にも起こりうると考え、安全対策を徹底してください。

 最後となりましたが、川崎近海汽船の更なる発展と、役員・海陸従業員ならびにご家族の皆様のご多幸とご健勝を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

以上


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